シミ・肝斑に対する内服

シミや肝斑は、紫外線や炎症、ホルモンバランスなどさまざまな要因で生じます。
当院では、これらに対して内服薬処方(自費診療)を行っています。

外用薬やスキンケアと併用することで、より安定した改善を目指すことができます。

※効果の出方には個人差があり、短期間で大きな変化が出るものではありません。

シミの診断について

「シミ」と一言で言っても、実際にはさまざまな種類があります。

代表的なものとして
・老人性色素斑(いわゆる一般的なシミ)
・肝斑
・雀卵斑(そばかす)
などがあり、それぞれ原因や適した治療が異なります。

さらに重要な点として、まれではありますが、
初期のメラノーマ(悪性黒色腫)などの皮膚腫瘍がシミに似た見た目をとることもあります。

ですのでシミについては、まず皮膚科専門医が診察を行い、
「どの種類のシミか」を見極めることが重要です。

肝斑に対して強い刺激(レーザーなど)を加えると悪化することがあるように、
診断を誤ると逆効果になることもあります。

当院ではレーザー治療は行っておりませんが(一部のシミはデルマトロンによる治療は可能です)、
内服・外用など緩やかな治療提案は可能です。
短期間でのシミの改善を望まれる場合は他院での自費治療をおすすめしております。

「気になるしみがあるが、どの治療がよいかわからない」という方も、
まずはお気軽にご相談ください。

内服治療について

内服療法は、体の内側から色素沈着に関わるプロセスに働きかける治療です。
継続することで、シミや肝斑の改善や再発予防をサポートします。

取り扱い薬剤

■ トラネキサム酸

炎症を抑える作用があり、特に肝斑の改善に用いられる代表的な薬剤です。
メラニン生成を間接的に抑制し、色素沈着の悪化を防ぎます。

■ シナール(ビタミンC+パントテン酸)

ビタミンCの作用により、メラニン生成の抑制や抗酸化作用が期待されます。
肌の調子を整える目的で広く使用されます。

■ ユベラ(ビタミンE)

血流改善作用や抗酸化作用により、肌の代謝をサポートします。
他の薬剤と併用することで相乗的な効果が期待されます。

■ ハイチオール(L-システイン)

皮膚のターンオーバーを促進し、メラニンの排出を助ける働きがあります。
くすみや色素沈着の改善補助として用いられます。

料金(30日分・税込)

・トラネキサム酸 250mg(90錠)     2,200円
・シナール(90錠)                          1,650円
・ユベラ 50mg(90錠)                    1,650円
・ハイチオール 80mg(60錠)      1,650円

セット(トラネキサム酸+シナール+ユベラ) 5,000円

※医師の診察の上、症状に応じて適切な組み合わせをご提案します。

初回のみ診察料として+1100円がかかります。
2回目以降の方、移転前より処方していた方は薬費用のみとなります。

ご注意

・すべて自費診療となります
・効果には個人差があります
・妊娠中・授乳中の方、持病のある方は事前にご相談ください
・まれに副作用が出ることがあります(胃部不快感、発疹など)

このような方におすすめです

・肝斑が気になっている方
・シミやくすみを少しずつ改善したい方
・外用薬(塗り薬)だけでは効果が不十分と感じている方
・再発予防を含めて長期的にケアしたい方

※肝斑はレーザーなどの施術で悪化することがあるため、内服治療が第一選択となることも多いです。

外用薬・スキンケアとの併用について

内服治療単独でも効果は期待できますが、
美白外用剤(ハイドロキノンなど)や紫外線対策と併用することで、より効果的です。

特に重要なのは以下の点です:

・日焼け止めの継続使用
・摩擦を避けたスキンケア
・必要に応じた外用剤の併用

効果の目安について

内服治療は、即効性のある治療ではありませんが、肝斑(両側頬骨部の境界がくっきりとした色素斑)の場合は早期に効果がみられやすいです。

一般的には
・1〜2か月で「少し変化を感じる」
・3か月以上で「徐々に改善を実感する」という経過をとることが多いです。

※効果の出方には個人差があります

よくあるご質問

Q. どのくらいの期間、内服を続ける必要がありますか?

症状によりますが、まずは3か月程度の継続をおすすめしています。
その後は状態を見ながら継続・減量・中止を検討します。


Q. 薬はすべて飲まないといけませんか?

必ずしもすべて併用する必要はありません。
症状やご希望に応じて、単剤または組み合わせを調整します。


Q. 副作用はありますか?

いずれの薬剤も比較的安全性は高いですが、
まれに胃部不快感や発疹などが出ることがあります。
気になる症状があれば中止し、ご相談ください。


Q. 保険診療との違いは何ですか? 美容目的(見た目の改善)での内服は保険適用外となるため、自費診療となります。